【管理栄養士監修】腸内フローラダイエットで痩せ体質に~ダイエットのカギは腸内環境のデブ菌・ヤセ菌にアリ!

腸内フローラダイエットで痩せ体質に~ダイエットのカギは腸内環境のデブ菌・ヤセ菌にアリ!

「ダイエットをしてもなかなか痩せない・・・。」そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

運動や食事制限など頑張っているのに痩せない。もしくは痩せにくい。
ダイエットを頑張るからにはきちんとした成果が欲しいですよね。

ダイエットをしてもなかなか痩せないのには、いくつか理由があります。その中の一つのポイントとなるのが「腸内フローラ」です。

近年の研究で太っている人と痩せている人では腸内フローラに明らかに違いがあることが権威ある学術雑誌「nature(英国科学誌)」で発表されました。

腸内フローラを整えることは、痩せやすい体質を作ってくれるのでダイエット成功への近道になります。
また痩せやすい体質になれば、ダイエットで無理な食事制限やハードな運動をする必要もなくなります。軽いダイエットだけでもしっかりと成果を出すことができます。

今回は腸内フローラとダイエットの関係から、腸内フローラの整え方やその効果についてご説明します。

腸内フローラダイエットで痩せ体質に~ダイエットのカギは腸内環境のデブ菌・ヤセ菌にアリ!

1 腸内フローラとダイエットの関係

健康にかかわるとされ、研究が進められている腸内フローラ。腸内フローラとダイエットはどのような関係があるのでしょうか?
まずは腸内フローラについての基礎知識をご紹介します。

1-1 腸内フローラとは?

人の腸内には1000種、1000兆個以上の多種多用な細菌が存在し、それらの細菌は種類ごとにグループを作り腸壁に住んでいます。
その状態が群生している植物のように見えることから花畑(英名flora)を用いて腸内フローラと呼ばれるようになりました。

1-1 腸内フローラとは?

イメージとしては「腸内フローラ=腸内環境」ということになります。
腸内フローラを整えるということは、腸内環境を整えると捉えてください。

1-2 腸内フローラの理想的なバランス

腸内細菌は、大きく3つに分けられます。

  1. 善玉菌
    体にとって良い働きをする善玉菌。悪玉菌の侵入、増殖を防ぎ、腸の運動を促すなどお腹の調子を整え健康を維持します。
    代表的な菌・・・ビフィズス菌、乳酸菌
  2. 悪玉菌
    腸内で毒素や発がん物質、ガスなどを発生させ、便秘や下痢を引き起こします。
    また病気の引き金ともなります。
    代表的な菌・・・ブドウ菌、ウェルシュ菌、大腸菌(有毒株)
  3. 日和見菌
    普段は特に何もしませんが、善玉菌、悪玉菌どちらかが優勢になると優勢な方に味方し作用します。
    代表的な菌・・・バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌

これらの菌が集まったものが腸内フローラと言います。その理想的なバランスとされるのが

善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割

とされています。健康を保つためにはこのバランスをとることが大切です。
しかし、体調や食生活、加齢などによって腸内フローラのバランスは変化します。

1-2腸内フローラの理想的なバランス

何らかの原因によって悪玉菌が増え腸内フローラのバランスが崩れると、腸内の有害物質も増え便秘や下痢を引き起こします。
また、発生した有害物質は腸壁から吸収され全身に回り、生活習慣病、がんの発生、肌荒れ、加齢の促進などの悪影響を及ぼします。

1-3 腸内フローラとダイエット

腸内フローラは健康や美容に関わっています。それではダイエットとはどのような関係があるのでしょうか?
腸内フローラとダイエットの関係について詳しくご紹介します。

【「デブ菌」と「ヤセ菌」】

腸内にはデブ菌とヤセ菌が存在しており、デブ菌はファーミキューテスまたはグラム陽性、痩せ菌はバクテロイデスまたはグラム陰性の細菌のことを言います。

まだはっきりとは解明されていませんが、デブ菌は糖や脂質を脂肪細胞に溜め込む性質を持っているとされています。
ヤセ菌は腸内で「短鎖脂肪酸」という物質を作り出し、脂肪を分解、蓄積を抑制する働きをします。

デブ菌が多ければ脂肪がどんどん蓄積され、反対にヤセ菌が多ければ脂肪は分解されます。

従ってデブ菌が増えると太りやすくなり、ヤセ菌が増えると痩せやすく腸内環境によって太りやすくも痩せやすくもなると考えられます。

【「デブ菌」と「ヤセ菌」】<

デブ菌、ヤセ菌は主に日和見菌に分類されます。
日和見菌は腸内細菌でもっとも割合が多く、善玉菌か悪玉菌のどちらかの数が優位になったほうの味方となり作用します。
優位になった菌を助ける作用を持ってはいますが、日和見菌にも善玉菌の味方になりやすいもの、悪玉菌の味方になりやすいものの2種類があります。

この2つの違いが腸内フローラとダイエットに大きく関係しています。

  • 善玉菌の味方になりやすい菌・・・ヤセ菌
  • 悪玉菌の味方になりやすい菌・・・デブ菌

腸内の善玉菌が増えることによって味方となるヤセ菌もまた増やすことができ、ヤセ菌が増えることで、脂肪もどんどん燃焼され痩せることができます。

反対に悪玉菌が増えてしまうとデブ菌も増え、その結果、脂肪がどんどん溜め込まれ、ダイエットをしてもなかなか成果が出ないということになります。

運動や食事制限を行ってもなかなか成果が出ないという方は、ヤセ菌が少なくデブ菌が多く存在しているのかもしれません。
悪玉菌が増えるのを防ぎ、腸内フローラをベストな状態に保つことがダイエットを成功させるコツです。

つまり、腸内フローラダイエットとは、腸内環境を整えヤセ菌を増やすダイエット法なのです。

2 腸内フローラダイエットの効果

腸内環境を整えることで痩せる腸内フローラダイエット。
腸内環境は、先ほどご紹介した、ヤセ菌を増やすことにより脂肪の蓄積を防ぐことができるということ以外にも、体にさまざまな影響を及ぼします。具体的な効果をご紹介します。

2-1 基礎代謝がアップ、痩せやすい体質になる

【基礎代謝アップで痩せやすい体質に】

【基礎代謝アップで痩せやすい体質に】

基礎代謝とは生命を維持するために必要な最低限のエネルギー代謝のことです。

1日のエネルギー消費量の約60~70%が基礎代謝に使われると言われています。

1日のエネルギー消費量の割合

  • 基礎代謝60~80%
  • 活動代謝30%
  • 食事代謝10%

動いたり、食事をしたりすることでもエネルギー代謝は行われますが、大半を占めているのが基礎代謝です。

すなわち痩せるためには基礎代謝によるエネルギー消費量を増やすのがポイントとなります。

基礎代謝とは、呼吸をする、心臓を動かすなど無意識に生命維持のために行われる運動です。
何もしないでもカロリーを消費できる基礎代謝がアップすることで、痩せやすい体質になります。
基礎代謝が高い方は、少しの運動でも体重が落ちやすく、いつも通りの食事をしていても体重は増えにくくなります。

ここで一度、基礎代謝についての知識をご紹介します。

【筋肉と基礎代謝の関係】

年を重ねるにつれ痩せにくくなっていませんか?それは筋肉量が関係しています。
基礎代謝の多くは筋肉によって行われていますが、年を重ねるにつれ筋肉量は減ってしまうため、基礎代謝が下がってしまうのです。
基礎代謝は筋肉の量によっても変わります。

筋肉が多い・・・基礎代謝が高い
筋肉が少ない・・・基礎代謝が低い

基礎代謝を上げるためには筋肉を増やす必要があります。

【筋肉と基礎代謝の関係】

【筋肉と腸内フローラの関係】

筋肉を作る栄養素は、たんぱく質、糖質、ビタミンB群、ミネラル類です。
筋肉はこれらの栄養素を摂ることで作られます。

ここでポイントとなるのが腸内フローラです。
腸内細菌は筋肉の素となる栄養素を分解、生成しますので、腸内細菌が筋肉を作るサポートをしていると言えます。
腸内フローラが整っていないと、筋肉が上手く作れずに筋肉量は減り基礎代謝も低下してしまいます。

反対に腸内フローラがベストなバランスであれば、筋肉はどんどん作られ基礎代謝もアップすることができます。

筋肉は運動によって作られるイメージですが、まずは腸内でしっかりと栄養が分解、生成され吸収されることが必要です。

腸内フローラダイエットで腸内環境を整えましょう。
基礎代謝がアップされることで痩せやすく、太りにくい体質に変わることができます。

~まとめ~
★基礎代謝を上げることで痩せやすい体質になる
★筋肉を増やすことで基礎代謝は上がる
★筋肉を作るためには腸内環境を整える

2-2 美肌・アンチエイジング

2-2 美肌・アンチエイジング

腸内の悪玉菌は毒素を作り出します。毒素は善玉菌を減らしてしまい、腸内環境が悪化し、便秘や下痢などを引き起こします。
便秘は、悪玉菌を増やす原因になるので、腸内環境を整えることが大切です。

☆悪玉菌が増える→善玉菌が減る→便秘→さらに悪玉菌が増える

悪玉菌が増えることで腸内環境が悪くなると、腸壁からの栄養の吸収率が低下します。
全身にしっかりと栄養が運ばれなくなると、新陳代謝は低下し、臓器や筋肉、肌といったあらゆる箇所が老化してしまいます。

また、悪玉菌が作り出す毒素は血液と共に全身に運ばれますので、毒素が混ざっていては健康な細胞は作られません。
このように、悪玉菌の増加は体全体に悪影響を及ぼし、臓器の衰え、肌トラブルなどの老化を引き起こす原因になります。

体を老化させないためには善玉菌を増やすことが大切ですので、腸内環境を整える腸内フローラダイエットで善玉菌を増やしましょう!善玉菌が増えることで栄養がしっかりと吸収され、新陳代謝も良くなり老化を防ぐことができます。

さらに、腸内フローラダイエットは、アンチエイジング効果もあるとされています。
健康的に痩せ、若々しくいるためにも腸内を整える腸内フローラダイエットは、有効なダイエットと言えます。

~まとめ~
★悪玉菌が増えると栄養の吸収が悪くなる
★悪玉菌が増えると毒素が発生し全身に運ばれる
★善玉菌を増やすことで栄養の吸収が良くなる
★毒素を排出することで、健康な血液が全身に運ばれる
★腸内フローラダイエットには美肌・アンチエイジング効果がある

2-3 健康なカラダになる

2-3 健康なカラダになる

身体にある免疫細胞の約70%は腸に存在するとされています。
腸内の免疫細胞は主に腸壁に存在し、腸からウイルスや有害な細菌が体に吸収されるのを防いでいます。

悪玉菌が増えてしまうと、便秘により腸内に便やガスが溜まり、免疫力が低下すると言われています。
さらに、悪玉菌は腸内をアルカリ性にし、毒素や発がん物質など健康を損ねるものを作り出す心配もあります。

反対に善玉菌は、腸内を酸性にし、免疫細胞をサポートしウイルスなどの病原菌を撃退させます。

健康でいるためには、腸内を健康にし、免疫細胞をしっかりと働かせることが大切です。

【大腸は病気になりやすい?】

大腸は体の中でも特に病気になりやすい臓器です。
女性のがん発生率1位は大腸がん。その他にも大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、感染性腸炎、など様々な病気を引き起こす可能性があります。近年、食の欧米化により肉食が多くなり、腸内環境が悪くなったことも要因の1つです。

【大腸は病気になりやすい?】

腸内フローラを整えることで、免疫力を高め、大腸を病気から守ることが結果的にダイエット成功につながると言えます。

~まとめ~
★免疫細胞の多くは腸内に存在する
★大腸の調子を整えることで多くの病気を予防できる
★健康な体でダイエットを行える

2-4 ストレスの緩和

腸内ではホルモンの一種であるセロトニンが作られます。脳でもセロトニンは作られますが、その量はわずかで約90%は腸内で作られるとされています。

セロトニンは別名ハッピーホルモンと呼ばれ、精神を安定させる働きをします。

腸内フローラが整うことでセロトニンの生成が促され、体に吸収され脳へと運ばれます。そこで脳を刺激し精神を安定させます。

ストレスでイライラが続いている方はセロトニンが足りていないのかもしれません。
腸内フローラを整えセロトニンを増やしましょう。

~まとめ~
★セロトニンは腸内で作られる

2-4 ストレスの緩和

2-5 アレルギー症状の緩和

アレルギーは花粉やダニ(アレルゲン)などに対しIgEという抗体ができ、アレルゲンとなるものを排除しようとすることで症状が現れます。

アレルギーは本来ならば体を守るはずの免疫機能が、暴走してしまうことで症状が表れます。この暴走(アレルギー症状)を止める働きを持つのが善玉菌です。
従って、腸内フローラが乱れて善玉菌の量が減ると、免疫機能が正常に働かずアレルギー症状が引き起ります。

また、腸内細菌にはバリア機能を持つものもあります。腸壁の粘膜を強化し、病原菌などが体内に侵入するのを防いでくれるのです。
このバリア機能も、腸内フローラが乱れることで機能が低下すると、アレルゲンとなるものが体内に侵入して症状を引き起こすと言われています。

アレルギー症状を緩和させるには、腸内フローラを整え、善玉菌を増やす、バリア機能を強化する必要があるのです。

~まとめ~
★善玉菌は免疫機能を正常に保つ
★腸内フローラ改善でバリア機能が強化される

3 腸内フローラダイエットの方法~食事~

腸内フローラを整えることでダイエットをはじめ、美容や健康にさまざまな良い効果があることが分かりました。

その腸内フローラを整えるために、特に重要なのが「食事」です。
どのようなものを食べるかによって腸内フローラのバランスは大きく変わります。
詳しくご紹介します。

3 腸内フローラダイエットの方法~食事~

3-1 食物繊維を摂る

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あります。
どちらも腸内環境を整えるのに必要な成分ですが、それぞれ違った役割を持ちます。

水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やすのに役立ち、不溶性食物繊維は善玉菌のエサとはなりませんが、便のカサを増やし排便をスムーズにします。

便をきちんと排出することで腸内フローラのバランスが良くなり痩せやすい体へと変えることができます。
腸内フローラを整えるとなると、ヨーグルトなどから善玉菌自体を多く摂れば良いと思いがちですが、善玉菌のサポートとなる食物繊維もしっかりと摂ることが大切です。

【水溶性食物繊維を多く含む食べ物】
わかめ、ひじき、きのこ、りんご、寒天など

【不溶性食物繊維を多く含む食べ物】
切干大根、大豆、さつま芋、ゴボウなどの根菜類、きのこなど

3-2 発酵食品を食べる

3-2 発酵食品を食べる

発酵食品は腸内フローラのバランスを整えると言われています。

発酵食品は大きく二つに分かれます。

  • 乳製品を発酵させたもの・・・ヨーグルト、チーズなど
  • 植物を発酵させたもの・・・納豆、漬物など

乳製品を発酵させたものは乳酸菌、ビフィズス菌を含み、植物を発酵させたものは乳酸菌を含みます。

乳酸菌は主に免疫細胞をサポートし、免疫機能を活性化します。
ビフィズス菌もまた免疫機能を活性化しますが、もう一つの働きをして腸内で乳酸菌よりも殺菌力が高い酢酸を作り出すという特徴もあります。
酢酸は腸内を悪玉菌の住みにくい酸性に傾けたり、腸内を刺激して排便を促したりといった効果も持ちます。

また、酢酸は短鎖脂肪酸の一つです。短鎖脂肪酸は「脂肪の蓄積を防ぐ」「基礎代謝を良くする」といった作用を持つため、ダイエットに有効な成分です。
ビフィズス菌を摂ることで腸内の短鎖脂肪酸が増え、痩せやすく太りにくい体質に変わります。

腸内フローラダイエットを成功させるためには、発酵食品を積極的に食べましょう。
ただし、乳酸菌とビフィズス菌の両方を含む乳製品だけを食べるのではなく、酵素や食物繊維を多く含み、カロリーが低い植物由来の発酵食品も食べるように心がけましょう。

~ヨーグルトの選び方~
腸内環境を整える代表的な発酵食品と言えばやっぱりヨーグルトです。
腸内フローラダイエットでもおススメの食品です。
ただしどのヨーグルトを食べても良いというわけではありません。腸内フローラダイエットではダイエット効果が期待できる乳酸菌を摂るようにしましょう。
ダイエット効果が期待できる乳酸菌とそれらを含む代表的な市販のヨーグルトをご紹介します。

~ヨーグルトの選び方~

【オリゴ糖入りヨーグルト】

乳酸菌のエサとなるのが水溶性食物繊維とオリゴ糖です。オリゴ糖でも難消化性のオリゴ糖は大腸まで届くことができるので、乳酸菌がオリゴ糖を食べてその数を増やすことができます。

市販されているヨーグルトにはオリゴ糖を加えているものもあります。
それらを選ぶのも良いですが、手に入りにくい場合は自分でヨーグルトにオリゴ糖を混ぜて食べましょう。難消化性のオリゴ糖は、ラフィノース、ガラクトオリゴ糖、ミルクオリゴ糖がおススメです。

【ビフィズス菌BB536~ビフィダスヨーグルト(森永)】

ヨーグルトに含まれる菌の多くは熱や酸に弱く、胃で死滅してしまう場合があります。
ビフィズス菌BB536は胃酸に強い性質を持っています。そのため生きたまま腸まで届けることができます。
また、アレルギー症状を緩和する働きを持つため、花粉症などの改善にも役立つと言われています。

【ガセリ菌SP株~ナチュレ恵(雪印)】

ガセリ菌SP株は胃酸や消化液の影響を受けにくく生きたまま腸まで届く乳酸菌です。ガゼリ菌SP株は、内臓脂肪を減らす働きを持つと言われ、ダイエット効果が期待できるヨーグルトです。

また、整腸作用、コレステロールの低下、抗酸化作用といった美容や健康に役立つ効果もあるとされています。

【LB81菌~ブルガリアヨーグルト(明治)】

正式にはブルガリア菌とサーモフィラス菌の2種類を合わせたものがLB81菌となります。
明治乳業がヨーグルトを作るために独自に生み出した乳酸菌です。

2種類の乳酸菌が含まれることから腸内フローラ改善作用が強いと言われています。
また、LB81菌は腸のバリア機能を高める働きをするとされており、ウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぎ健康を維持する効果も期待できます。

【クレモリス菌FC株~カスピ海ヨーグルト(フジッコ)】

カスピ海ヨーグルトはトロっとした粘りがあるのが特徴で、その粘りの素となっているのがクレモリス菌FC株という乳酸菌です。
粘り気が強いため生きたまま腸に届きやすい性質を持っています。

便秘解消、アトピーや花粉症の緩和、免疫力の強化などの効果が期待できます。

【ケフィア】

【ケフィア】

見た目と味はヨーグルトに似ていますが、ヨーグルトではないケフィア。たね菌が市販されているため自宅で作ることができます。
ヨーグルトとの違いは「酵母が入っている発酵乳である」という点です。
ケフィアには何種類かの酵母が含まれており、体内の余分な脂質や糖質を分解する作用があります。

また、乳酸菌やビフィズス菌も含まれているため腸内フローラを整えることもできます。

3-3 酢を摂る

腸内フローラを改善し痩せるためにおススメの調味料が酢です。

ヤセ菌が作り出す短鎖脂肪酸は脂肪を燃焼させる、脂肪の蓄積を抑制するといった働きをします。酢酸、酪酸、プロピオン酸などは短鎖脂肪酸に分類されます。

酢酸は酢の酸味成分です。酢を摂るということは、短鎖脂肪酸である酢酸を体内に摂り込むことになり、ダイエット効果が期待できます。

また酢には悪玉菌を減らし大腸のぜん動運動を活発にする働きもありますから、便秘解消、腸内フローラの改善にも役立ちます。

3-4 レジスタントスターチを摂る

レジスタントスターチは「レジスタント=消化されない」「スターチ=でんぷん」という名前の通り、消化されにくく大腸まで届くでんぷんのこと。食物繊維の一種です。

このレジスタントスターチは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二つの性質を持ち、腸内環境を整える効果が高いとされています。

大腸に届くと、有機酸に変化し腸内を弱酸性にします。
悪玉菌は酸性に弱いため、弱酸性の環境では増殖できません。代わりに酸性を好む善玉菌には適した環境のため、どんどん善玉菌を増やすことができます。
レジスタントスターチに働きにより善玉菌優位の環境を作り、腸内フローラを整える効果が期待できます。

【レジスタントスターチを含む食品】

【レジスタントスターチを含む食品】

レジスタントスターチは雑穀や豆、いも類などに多く含まれます。
またレジスタントスターチを含むものを冷やすことで、レジスタントスターチの量を増やすことができます。
ご飯は冷ご飯に、じゃがいもはポテトサラダにし、冷たいパスタやうどん、そばなどを食べるのも良いでしょう。

炭水化物を控えるダイエット法もありますが、腸内フローラダイエットでは無理して炭水化物を抜かず、冷えた穀物類を食べるなどしてレジスタントスターチを摂ることをおススメします。

3-5 肉類を控える

肉は消化しにくく腸内で腐敗便となりやすい食品で。腐敗便は悪玉菌のエサとなり、
どんどん増殖してしまいます。

そのため、腸内フローラダイエットでは肉類の食べすぎに注意が必要です。
しかしたんぱく質の摂取量が極端に減ってしまうとエネルギー代謝の低下、筋肉の減少を起こしてしまいます。
肉類だけでなく、魚や乳製品、豆類などからもたんぱく質を積極的に食べるようにしましょう。

3-6 腸内フローラダイエットおすすめレシピ

腸内フローラダイエットでは食物繊維、乳酸菌、酢などを積極的に摂りましょう。
具体的におススメのレシピをご紹介します。

【納豆・おくら・めかぶの和え物】

【納豆・おくら・めかぶの和え物】
  • 納豆・・・1パック
  • めかぶ・・・1カップ
  • おくら・・・3本
  • 醤油またはめんつゆ・・・適量

納豆、めかぶ、茹でて小口切りにしたおくらを合わせただけの和え物です。
これらの食材は食物繊維が豊富です。また納豆には乳酸菌も含まれています。
そのまま食べても良いですし、ごはんに乗せて丼にしてもOK。

【酢キャベツ】

  • キャベツ・・・1/2個
  • 酢・・・200~300ml

※酢はお好きなものを使ってもOKです。

細く千切りにしたキャベツをジップ付き袋や保存用の瓶に入れ、酢を加えて軽く混ぜます。
そのまま冷蔵庫に入れ1週間ほど寝かせたら完成です。

キャベツはビタミン類がとても豊富で、酢と合わせることでダイエット効果がある酢酸も摂ることができます。酢酸は、血中の余分な脂肪を減らす作用があると言われています。

ただしそのまま食べるには酸っぱすぎるとの声も多いので、
食べにくい場合は、他の野菜と合わせマヨネーズを加えてサラダにしても良いでしょう。ただし、マヨネーズは大さじ1杯で84kcalなのでかけすぎに注意しましょう。

【バナナヨーグルトスムージー】

【バナナヨーグルトスムージー】
  • バナナ・・・1本
  • プレーンヨーグルト・・・100g
  • 牛乳or豆乳・・・50ml
  • はちみつ・・・大さじ1

材料をミキサーにかけるだけです。
バナナとはちみつには善玉菌(乳酸菌)のエサとなるオリゴ糖が含まれています。そのためヨーグルトとの相性は抜群です。
忙しい朝やおやつ代わりにどうぞ♪

4 腸内フローラダイエットの方法~運動、その他~

腸内フローラダイエットでは腸内環境を整える食事を摂ることが大切です。
しかし、食事だけでなくその他の方法でも腸内環境改善は期待できます。
腸内フローラダイエットでは以下のことを取り入れるようにしましょう。

4-1 運動を取り入れる

軽い運動を行いましょう。
運動をすることで全身の血液循環が良くなり、内臓の働きも良くなります。
腸のぜん動運動が活発になり便秘解消効果が期待できます。

しかし、いきなり激しい運動をしてしまうと体調不良を起こす危険性があります。その日の体調を見ながら少しずつ体を動かす習慣をつけましょう。

4-1 運動を取り入れる

4-2 ストレスを溜め込まない

ストレスは体に様々な悪影響を及ぼします。腸内フローラもまたストレスによって乱れると言われていますのでストレスを溜めすぎないようにしましょう。できるだけポジティブに物事を捉え、心に負担をかけない生活を送りましょう。

【日光浴がおススメ】

日光を浴びると体内でビタミンDが生成されます。
ビタミンDは幸せな気持ちにしてくれるセロトニンというホルモンと高揚感をもたらすドーパミンの分泌を促します。
セロトニンとドーパミンの分泌が促されることでストレスを予防、改善する効果が期待できます。

また、日光を浴びることでお腹が温まり、腸のぜん動運動も良くなります。
天気の良い日は是非日光浴をしてみましょう。

【日光浴がおススメ】

4-3 サプリメントの利用

腸内フローラを整えるために、サプリメントを利用するのも良いでしょう。
食事だけでは補いにくい乳酸菌や酵素を効率よく摂ることができます。

下記のようなサプリメントがおすすめです。

  • プロバイオティクス:善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)
  • プレバイオティクス:善玉菌のエサとなるもの(オリゴ糖、イヌリンなど)
  • シンバイオティクス:プロバイオティクスとプレバイオティクス両方が摂れるもの
  • 酵素:消化をサポートすることで腸内環境を整える

食事や運動だけではあまり腸内フローラダイエットの効果が感じられないという方はサプリメントをサポートとして取り入れてみましょう。

5 まとめ

腸内フローラダイエット自体にもダイエット効果はありますが、腸内フローラを整えることは、今後どのようなダイエットを行っても効果が出やすくなります。

なかなかダイエットの成果が出ないという方は腸内フローラダイエットを試してみることをおススメします。腸内フローラを見直すことで、健康面や美容面にも良い効果を発揮し、毎日を元気に過ごすことができます。

この記事の監修

高橋美枝名前 高橋 美枝
資格 管理栄養士
経歴 医療機関、研究所、新聞社のライター(管理栄養士のレシピ連載、お店紹介)などの仕事を経て現在は、フリーランスの管理栄養士として、執筆、栄養アドバイスレシピ作成、栄養価計 算、特定保健指導など幅広く活動中。
「食」は美味しいだけでなく、遠い昔から「栄養」や「薬」にもなり得る大切なもの、病気予防の根底にあるものということを、お伝えすべく日々努力中です。

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